妊娠中から保活を開始したキナリ家(妻)です。
キナリ家は保活激戦区に住んでいます。
認可保育園はポイント制で入園可否が決まりますが、認可外保育園はそれぞれの園の独自の観点で入園児を決めることができます。
つまり、認可保育園はポイント制で入園が決まるので、入園するためにはポイントを稼ぐしかありません。一方で、認可外保育園は独自の選考プロセスがあるので、早めに対策を講じれば入園のチャンスを少しでも上げることができます。
約10つの認可外保育園を見学して分かった、入園チャンスをなるべく上げる方法を伝授します。
認可外保育園のメリット
独自のカリキュラム
保育園によっては独自のカリキュラムを実施しています。英語教育や保育園外でのスポーツなど多様なカリキュラムがあります。
保育園の独自性を維持するために「あえて」認可外保育園として運営している場合もあります。
私が認可外保育園を見学中に一緒に見学している方が、「認可保育園として運営される予定はありますか?」という質問を投げかけた事がありました。保育園の回答は「認可保育園は制約が多く、独自カリキュラム(その保育園は英語教育、サッカー、プールでの水泳、音楽などいろいろなカリキュラムがありました)が出来なくなる可能性があるので、保育園の方針として認可外保育園として運営していきます」という内容でした。
気になるカリキュラムがある保育園があれば、認可外保育園も検討してもいいかもしれません。
料金が安い(場合がある)
認可と認可外の大きな違いは料金システムでしょう。認可保育園は世帯年収に応じて料金が変動するのに対して、認可外保育園は年収にかかわらず一律の月額料金です。
したがって、世帯年収が多いご家庭は、認可外保育園の方が安い場合があります。特に、保活激戦区と言われる都内や都内に通うベッドタウンに住んでおり残業があるフルタイムのお仕事をされているご夫婦は、認可外保育園の方が安い可能性がありますので、ぜひ計算してみてください。
入園の決定が速い(場合がある)
自治体によって入園内定の通知の時期は異なりますが、認可保育園の入園発表時期は入園できる月の数か月前です。
例えば、4月に認可保育園入園のための選考結果通知は1月から2月ごろに一次結果が確定し、その後内定辞退が出た場合の二次選考となるなど、ぎりぎりの決定となります。しかも一斉に決定されます。
ただし、認可外保育園は一気に募集・内定決定せず、独自のタイミングがあります。
決定が早い保育園は、4月入園の分を前年の夏に決定する園もありました。夏に4月入園が決定できれば、余裕を持って復職の予定が立てられますので、会社にとってもご自身にとっても嬉しいですね。また、保活という不安なプロセスからも解放され、精神的な余裕ができるのが嬉しいポイントです。
入園チャンスを上げる質問事項
申し込み時期
申し込みをした先着順に入園児が決まる保育園もあれば、明確に「先着順ではない」と伝えられる保育園もあります。
多くの認可外保育園では先着順で入園内定の声がけが行われるそうです。
入園したい認可外保育園があれば、出産前から入園申込みをしておきましょう。このような早めの申込みは保育園のホームページで大々的に宣伝されていないケースも多いので、ぜひ問い合わせのお電話をしたり、見学中に質問してみてください。
私が見学した認可外保育園で1番早かったのは2019年5月に、2020年4月入園の受付を行なっていました(ただしHPには申し込みを受け付けていることは記載されていなかった)。
一方で、保育園によっては出産後や入園希望の2ヶ月前からのみ申し込みを受け付けている場合もあります。
単願・第一希望としての申込み
特定の保育園を第一希望として申し込む場合に、優先的に入園内定を出してくれる保育園もあります。
私が見学した複数の保育園でこのような制度が見受けられました。この制度を採用している保育園(私が見学した園)は、認可保育園の申込み(4月入園希望の場合は前年の秋頃)までに内定の連絡をするそうです。
保育園としては、内定を出したお子さんが内定辞退すると、再度他のご家族に連絡して入園内定を出すという手間がかかります。保育園としてはメリットの大きな制度です。
志望度が高い保育園が1つだけある場合には、単願で優先的に内定をもらえるか聞いてみても良いかもしれません。
だだし、この制度で申し込みしても入園内定は確約されませんのでリスクはご承知おきください。単願の保育園から内定が出なかった場合についても検討しておく必要があります(例えば、他の保育園であれば入園しなくていいなど)。
月々の予約金の支払い
いわゆる入園手付金(入園内定が出てから一括で支払う入園費用)のお支払いに追加して毎月の予約金を支払うと、先々の入園枠を確保してくれる認可外保育園がありました。
例えば、今現在なら認可外保育園に一名分の空きがありますが、入園希望は6ヶ月後。入園希望月までの6ヶ月間に、一名分の空き枠が埋まってしまう可能性があります。そこで、「6ヶ月後の入園を確約してもらうために、現時点で空いている一つの空き枠を確保する料金として、6ヶ月間に毎月数万円支払う」というシステムでした。
空き枠確保のための月額支払い料金は毎月の保育料よりは低めに設定されていました。
私が見学した認可外保育園の中で、このシステムを採用している園は一つだけでしたのであまり使われないシステムなのかもしれません。
志望度が高い保育園であれば入園までの月々のお支払いを考慮してもいいでしょう。支払うことで、保活を終わらせることもできますし、事前に入園できる保育園が確保されていて復職の計画も立てやすいです。
入園内定決定電話からの折り返し期限
多くの認可外保育園が、入園内定の連絡を電話で行うようです。最初の電話から特定の日数経過しても折り返し連絡がない場合に内定を取り消され、別のお子さんに内定が移ってしまう場合があります。
何日間以内に折り返し連絡を入れる必要があるか、保育園に確認しましょう。また、海外旅行等に出かけていて、電話に出れない・すぐに折り返し電話ができない期間が分かっている場合は事前に保育園に相談してみてください。
保活が厳しいエリアでは早めの情報収集がカギを握ります。
記事記載現在、キナリ家も絶賛保活中ですので、皆さん頑張りましょう…!